
Amazonカートボックスって何?
どうやったら獲得できるの?
こんな疑問にお答えします。
Amazonではカートを取っている商品が圧倒的に売れていきます。
逆に言うとカートを取っていない商品というのは全然売れません。
体感的に5倍くらいの差があるので、「カートボックスの概要と獲得条件」を理解せずにAmazon販売をすることはできません。
この記事で、カートボックスの仕組みを正しく理解してがっつり利益をあげていきましょう。
1 Amazonカートボックスとは何か
そもそも、「Amazonカートボックスとは何か」ということから説明させていただきます。
下の画像をみてください。
あなたなら、どこから商品を買いますか?


おそらく①の「カートに入れる」から、商品を買う方が8割だと思います。



ですが、実際にはこの商品を出品している出品者は34人います。
イメージとしては下の図のような感じになります。


この代表として選ばれている状態を「カートボックスが取れている」と表現します。
そして、冒頭でも説明しましたが「カートボックスを取れている」と圧倒的に商品が売れます。



2 カートボックス3つの獲得条件
当然ですが、どの出品者にカートをとらせるかというのは、Amazonが選んでいます。(カートアルゴリズム)
その獲得条件は次の3つになります。
- 価格
- 配送プラン
- その他
さきにざっくり重要度を説明すると
こんなイメージになります。
価格
最重要なのは商品の価格です。
なぜなら、Amazonとしても安い商品を購入してもらって、「Amazon=安い」というイメージをもって欲しいからです。
なので、基本的には最安値(または最安値付近)の出品者がカートを獲得することになります。
配送プラン
次に重要なのが配送プランです。
配送プランの強さとしては
FBA>マケプレプライム>>>>>>>>通常の自己発送
となります。
これも、「Amazon=早い」というイメージを消費者に持って欲しいのでわかりやすいですね。
その他
他の項目は影響度も低く、なかなか操作できるものでもないので「こんなのもあるんだ〜」くらいでOKです。
その他として影響してくるのは次の2つです。
- セラー評価・販売実績
- 在庫数
Amazonとしても確実な取引を行なって欲しいので、評価や販売実績が良くて、在庫をたくさんもっているセラーがカートを獲得しやすくなっています。
これらはすぐにどうこうできるものではないですが、日頃から良い取引ができるよう心がけましょう。
さて、以上が3つのカートボックス獲得条件でした。
まとめると、最安値付近で商品を販売し、配送プランをFBAにしているとカートをとれるようになるということになります。
最安値でFBA販売をしている出品者が3人いた場合は、次のようにカートが回ります。
- Aさん 100円▶︎10時間
- Bさん 100円▶︎10時間
- Cさん 110円▶︎4時間
- Dさん 300円▶︎0時間



これは結構重要です。
例えば最安値の出品者が1円ずつ価格を下げていっても、あなたは無理に追従しなくても大丈夫です。
なぜなら、時間がたてば1円高く出品していてもいずれカートが回ってくるからです。
なので、無理に価格を下げ過ぎないように注意しましょう。
3 カートを取れないパターン
この章ではカートが取れない2パターンを紹介します。
次の2パターンではカートを取ることができないので、売り上げは激減してしまいます。
- Amazonがカートを独占している
- プレミア価格になっている
正しく理解していないと、全然売れない…ってことになりかねないので、しっかりマスターしましょう。
Amazonがカートを独占している
Amazonが販売しているカタログでは、ほとんどの場合Amazon本体がカートを独占します。
カートを取ることができないため、あなたが出品してもほとんど売れません。



売る方法は3つあります。
- カートを奪い返す
- カート以外から買ってもらう
- Amazonがいなくなるのを待つ
カートを奪い返す
この方法はあまりおすすめしません。
やり方としてはAmazonより大幅に安い価格にします。
そうすると、ある価格でAmazonがカートを譲ってくれることがあります。
この「ある価格」は、過去の経緯やAmazonの仕入れ値から推測することになります。
どちらにしてもかなり利益が減ってしまうので、最後の手段となります。
カート以外から買ってもらう
これは、Amazonより少しだけ価格を安くして、カート以外から買ってもらうという方法です。
ジャンルにもよりますが、Amazon利用者の5人に1人くらいはカート以外から商品を購入します。
なので、この人たちに買ってもらうのをひたすら待ちます。
ただし、次のような画面になるので、


評価がないと売れ行きはさらに落ちるので注意が必要です。



なので始めたての方は、カートを取って売れるような商材を選びましょう。
Amazonがいなくなるのを待つ
商品によっては、定期的にAmazon本体が在庫切れを起こすものがあります。
なので、それを待つという手法です。
どのくらいのペースで在庫切れを起こすかは、過去の経緯から予測できるのでそれを利用します。
Amazon本体がいる場合に売り抜く3パターンを紹介させていただきました。
どの場合も、結構苦戦を強いられるので「最初のうち」はオススメしません。
他にもAmazonを刈り取る手法もあるのですが、そもそもスキームが異なるので別の機会に紹介させていただきます。
プレミア価格となっている商品
話はもどりますが、カートが取れない商品の2パターン目です。
これは、Amazonで定価以上で販売していると下の図のようにカートが表示されません。


嫌らしいですねw
商品が買えるということが分からないお客さんもいるので、売り上げはやや落ちてしまいます。
そして、お客さんは出品者一覧から商品を買うので、評価がないとさらに売れにくくなってしまいます。
まとめ
アマゾンでのカート取得の方法から、カートが取れない場合の具体例を解説させていただきました。
アマゾン販売をやる以上、カートについての知識は必須になりますので是非この機会にマスターしましょう。

