
今からせどりを始めようと思ってるんだけど何からやったら良いの?
ネット上に情報が多すぎてどうしていいか分からない…
こんな疑問にお答えします。最初は知らないことが多すぎて、何から始めて良いのか全く分からないですよね。私も2019年に始めたころは全く同じで、かなり苦労しました。なので、この記事は「せどりの仕組み」が分からない方が、「すぐにでもせどりにとりかかれる状態」になれるように作成しています。


本記事では、まずは全体感を把握してもらうために仕組みをざっくり説明し、それから1つ1つの項目について完全解説いたします。最後まで読んでいただければ、稼ぐまでの手順をしっかり理解していただけますよ。
1 せどりを行うならAmazon販売がおすすめの2つの理由
せどりを行う上でどこで販売するかって最初は迷いますよね。ですが、月に10万円以上稼ごうとした場合、Amazon一択で、理由は次の2つとなります。
- フリマサイト等より高く売れる
- フリマサイトよりも販売が簡単



細かく説明すると他にもあるけど特に重要な2つについて説明するね
❶フリマサイト等より高く売れる
これは一目瞭然なので、次の画像を見てください。




両方とも新品ですが、メルカリよりもAmazonの方が1000円ぐらい高いですよね。このようにAmazonで販売すると、ほとんどのフリマサイトよりも10%ほど高く売ることが可能です。



でも、売るの大変なんでしょ?
と思いますよね。
❷フリマサイト等より販売が簡単
最初は大変だと感じるかもしれないですが、Amazon販売はフリマサイトよりもはるかに簡単なんです。例えばメルカリで100商品を出品しようとしたら何時間くらいかかりますか?
おそらく2~3時間かかりますよね。写真をとって、商品説明文を書いて、登録して…って考えただけでも大変ですよね。これがAmazonだとなんと5分で完了します。専用の出品ツールがあるのでそちらに登録して、クリックするだけです。
Amazon販売ではすでに出品している商品に「相乗り」という形で出品するので、写真もとらなくて良いんです。めちゃくちゃ簡単ですよね。
なので、最初にルールを覚えるところだけ頑張って乗り切れば、その先は圧倒的に簡単でかつ高く売ることのできるプラットフォームなんです。(さらに詳しくAmazonとメルカリを比較した記事はこちらをご覧ください。)
販路としてAmazonが優秀であることは分かっていただけたと思うので、実際にどうやって稼ぐかを見ていきましょう。
2 Amazonせどりの稼げる仕組みを4ステップで完全解説
Amazonせどりとは簡単に言うと、店舗やネットで安くなっている商品を購入して、購入した商品をAmazonで販売して利益を得ることを指します。具体的には次の4ステップで成り立ちます。
- 店舗やネットでAmazonより安い商品を見つける
- Amazonで売れ行きを確認する
- 売れているなら仕入れる
- Amazonで販売する



順番に解説するね
❶店舗やネットでAmazonより安い商品を見つける
店舗でもネットでも、いらない商品というのはかなり安く販売されます。なぜなら、ドン・キホーテなどの実店舗でも、楽天市場に出店しているようなネット店舗でも商品の置き場には限りがあるからです。なので、どのお店も新型が入荷したら、旧型を安くしてでも売ろうとします。
我々は、旧型のようなお店のいらない商品を中心にリサーチを行って、Amazonより安い商品を見つけていけば良いというわけですね。
❷Amazonで売れ行きを確認する
Amazonより安い商品を見つけたとしても、Amazonで売れてなかったら意味がないですよね。なので、安い商品を見つけたらAmazonで売れるかを確認する必要があります。せどりでは専用ツールを使うことで、Amazonで売れるかどうかを90%以上の精度で読み取ることができます。
控えめに言ってもチートですよね。これがせどりは再現性が高いと言われる理由です。売れてるかどうかを調べてから、安く購入するので慣れてきたら赤字になることはほとんどありません。
❸売れているなら仕入れる
売るために購入することを「仕入れ」と言います。店舗で購入する場合は優待券などを使い、ネットで購入する場合はポイントを最大限獲得できるように仕入れます。この仕入れ方でも大きな差が付きます。
❹Amazonで販売する
購入したらAmazonで販売します。Amazonでは後述するFBAというサービスがあり、「保管、顧客サービス、発送」を全て自動でやってくれます。なので、あなたのやることは仕入れた商品をAmazon倉庫に送るだけです。このサービスがあるので、Amazon販売では副業の方でも半自動所得を得ることが可能となります。
ざっくりですが、理解していただけたでしょうか。



こんな簡単に稼げるの?
と思いますよね。
3 せどりって今でも稼げるの?実体験に基づく解説
結論から言うと今でも全く問題なく稼げます。2021年に入ってからせどりを始めた方で、今ではサラリーマン以上に稼いでいるは友人は数十人います。
「なんでそんなに稼げるのか」
と思いますよね。せどりが稼げる理由っていろいろ言われていますが、一番の理由は大手企業が参入してこないことが上げられます。せどりで稼げる金額って30万~100万円くらいが限度で、それを超えると一気に効率が悪くなってしまうんですよね。なので、お金が溜まった人は他の事業に移行しますし、最初からお金を持ってる人はそもそもせどりをやろうとしません。
このことからも、「今から副業で稼げるようになりたい!」という方にはせどりがおすすめです。
4 Amazonせどりを始めるのに必要なもの
さっそくAmazonせどりを始めるのに必要なものを見ていきましょう。
Amazonせどりを始めるのに最低限必要なものは
- Amazon出品用アカウント
- パソコン
- プリンター
- 梱包グッズ
- リサーチ系ツール
- クレジットカード
となります。出品用アカウントは無料で作成することができます。
パソコンはリサーチをするのに必須となり、プリンターは仕入れた商品をAmazon倉庫に送る際に必要となります。納品系のグッズも拘るといろいろ欲しくなってきますが、最初は数千円でも全く問題ありません。


リサーチ系のツールもKeepaというツールが月額2000円ほどですが、あとは無料のツールだけでも事足ります。クレジットカードも最初は無料のもので全く問題ありません。
つまり、パソコンとプリンターが家にある方なら数千円で始めることもできますね。せどりはリスク低く始めることができるのが最大のメリットです。
5 Amazonせどりの2つの仕入れ先
仕入れ先は大きく分けて、店舗と電脳の2種類に分かれます。店舗とはヤマダ電機やドン・キホーテ等の実店舗を指し、電脳とは楽天市場、ヤフーショッピング、ヨドバシカメラオンラインなどネット上で購入できるすべてのサイトを指します。
表にするとこんな感じですね。いずれも、私の実績のある仕入れ先となります。
店舗せどり
- ビックカメラ
- ヤマダ電機
- コジマデンキ
- エディオン
- Josin
- ケーズデンキ
- コメリ
- カインズ
- ドン・キホーテ
- ロフト
- コストコ
- パソコン工房
- PCデポ
電脳せどり
- 楽天市場
- ヤフーショッピング
- Wowma
- ケーズデンキ
- nojimaオンライン
- ビックカメラ
- ロフト
- パソコン工房
- あみあみ
- コストコオンライン
まだまだ無数にありますが、ひとまずこんな感じです。



これらの仕入れ先なら、なんでも利益が出るの?
当然ですが、なんでも利益が出るなんてことはありません。利益の出る商品には特徴があるので、その特徴を意識してリサーチしていくことが必要となります。
6 リサーチ時のたった1つのコツ
さっそくですが、そのコツとは「仕入れ先が処分したがっている商品」をリサーチすることです。なぜかと言いますと処分したがっている商品というのは
- 仕入れ先→処分したいので安く売る
- Amazon→生産が終わっているので稀少価値が上昇し、高く売れる
の2つが成り立つからです。例えばですが、もう生産終了してしまったひもQ


なんかですと、好きだった人は数倍の値段払っても買おうとしますよね。それに対して、店舗(ネット店舗含む)は保管スペースに限りがあるので、安くしてでも売りたいと考えます。これが利益の出る仕組みとなります。実際にひもQは1個150円くらいまで高騰していました。
では、そういったお店の処分したいと思っている商品をどうやって見つければ良いかと言いますと
- 店舗せどり→値下げ札、処分値札を見る
- 電脳せどり→アウトレット、在庫限りで検索
となります。値札やキーワードを参考にすれば、お店側が処分したがっている商品を効率よく見つけることができますね。
7 Amazonせどりで仕入れる商品とは?
一覧にすると、こんな感じとなります。
仕入れ対象一覧
- 家電
- ペット用品
- 化粧品
- アウトドア製品
- DVD
- 本
- おもちゃ
- ゲーム
- パソコン周辺機器
- 食品
- 日用品
結論、ほぼ全てが仕入れ対象となりますね。みんなが仕入れできないと思っている商品ほど、利益が取れやすかったりするので、先入観を持たずにリサーチしていくことが重要となります。
8 仕入れる際の3つのポイント
では、実際にリサーチをしてみて、Amazonと価格差のある商品を見つけたとします。例えば、店舗では1000円、Amazonで3000円という感じです。



価格差があればなんでも仕入れて良いの?
当然ですけど、なんでも仕入れて良いわけではありません。理由は次の3つとなります。
- Amazon販売では手数料があるので、手数料以上に利益を出す必要がある
- 価格差があってもAmazonで売れるとは限らない
- 利益が取れたとしてもAmazonで出品できるとは限らない
というわけで、❶利益計算の仕方❷売れるかどうかの判断方法❸仕入れに注意が必要な商品について順番に解説しますね。
❶利益計算の仕方
Amazon販売では手数料が発生します。例えば次の商品を3,850円で売る場合であれば


3,850円ー578円(販売手数料)ー435円(FBA販売代行手数料)ー15円(保管料)=2,823円
となります。これはFBA(Amazon倉庫)を利用する場合を想定しています。各手数料の説明は以下のようになります。
- 販売手数料商…品の販売に必要な手数料で、ジャンルにもよって8~15%
- FBA販売代行手数料…FBA倉庫からお客さんへの発送にかかる手数料で大体400~500円
- 保管料…FBA倉庫に預けるのにかかる手数料で1か月あたり数円~数十円
ジャンルや商品の大きさによってまちまちですが、大体こんな感じです。なので、販売価格からこれらの手数料を引いた金額が実際に入金される金額です。入金される金額より安く購入すれば利益が出るということになりますね。



いちいち計算しないといけないの?
と思うかもしれませんが、FBA料金シミュレーターを利用すればワンクリックで計算できるので、ご安心ください。
❷売れるかどうかの判断方法
❶で利益がでることは分かったと思います。ですが、実際には「本当にその価格で売れるのか」を判断しなければなりません。



売れるかどうかなんて分かるの?
と思いますよね。せどりは後出しじゃんけんなので、慣れれば90%くらいの精度で当てることができます。売れるかどうかを見極めるにはKeepaというツールを利用します。
Keepaで売りたい商品を調べると


このように表示されます。最も注目すべきは緑色のグラフで、これは商品のランキングを示しています。ランキングとは言葉通り、Amazon内で何番目に売れているかを示す指標です。なので、商品が売れるとランキングが良くなるので、ランキングはギザギザになります。
よって、売りたい価格でランキングが動いていればその商品は売れると判断することができます。さらに詳しいKeepaの見方は次の記事をご覧ください。


❸仕入れに注意が必要な商品
❶❷で利益の出せる商品が分かったと思いますが、最後に仕入れ時に注意すべき商品であるかどうかを見極める必要があります。注意が必要なのは次の5種類です。
- 出品制限対象品ー有名メーカーの商品に多い。請求書を提出しないと出品できない商品。
- 真贋調査対象品ーマイナーメーカーの商品に多い。出品すると真贋調査をされる恐れのある商品
- 法律違反品ー個人輸入の化粧品など。出品することで犯罪となる。
- 要期限管理商品ー食品などの賞味期限のある商品。納品時に特殊なルールがある。
- 危険物ースプレー等の取扱いに注意が必要な商品。納品時に特殊なルールのある。
特に最初の3つは間違えて仕入れると出品できないという事態になってしまうので、気を付けてください。より詳しくは以下のリンクを参考にしてください。










9 Amazonせどりの2種類の出品方法
ここまでの情報を使えば利益の出る商品を仕入れることができると思います。仕入れたら次は出品ですね。出品の仕方には次の2つがあります。
- FBA出品
- 自己発送出品



順番に説明するね
❶FBA出品
FBAとは、フルフィルメントByAmazonの略称で、めんどくさいことは全部Amazonがやってくれるという意味でしたね。FBAを使えば、あなたのやることは商品を登録してAmazon倉庫に送ることだけです。


❷自己発送
自己発送は、商品が売れたら自分でお客さんに商品を発送します。トレンド系の商品など、素早く売り切りたい場合は自己発送を使うことが多いです。


副業の方やこれからせどりに取り組まれる方は、まずはFBA出品からマスターしていきましょう。FBAならめんどくさいことを全て代わりにやってくれるので、副業や子育てをしながらでも取り組むことが可能です。
10 実際の出品の仕方を2ステップで解説
実際にAmazonで出品する際は商品登録というのを行う必要があります。商品の登録はAmazonセラーセントラルを使って行います。セラーセントラルでの登録って最初はかなり億劫に感じるんですが、実は慣れるとメルカリより簡単です。2ステップで解説しますね。
❶商品登録
Amazon販売では、すでにある商品ページ(カタログと呼びます)に出品するだけなので、写真とかを撮る必要はありません。出品しようとしている商品のJANコード(バーコードのこと)を入力して、出品したいカタログを選択します。


次にコンディションを選択して「この商品を出品する」をクリックします。
❷必要事項入力
すると、詳細情報を入力する欄が現れるので、販売価格等の必要事項を入力していきます。


また、FBAと自己発送を選択するところがあるので、FBAに送る場合は下を選択します。自己発送の場合はたったこれだけで終了です。FBAの場合はこのあとFBA倉庫に送ります。かなり簡単ですよね。
11 売れたらやるべきこと
ここまでの内容で商品を売るところまで、できると思います。次に売れたら何をすれば良いの?と思いますよね。これもFBAと自己発送で異なりますので解説します。
❶FBAの場合
FBAの場合は全く何もしなくて大丈夫です。お客さんへの発送メールから、発送処理、クレーム対応まで全てAmazonがやってくれます。これなら副業でも安心ですね。
❷自己発送の場合
商品が売れたら、商品を梱包して発送する必要があります。大きさ別の発送方法は次のフローチャートのとおりとなります。


より詳しくは次の記事をご覧ください。


で、発送を行ったら発送通知を行います。これを忘れると、アカウントに悪い影響がありますので、必ず行うようにしましょう。
12 Amazonの入金で知っておきたい「引当金」
Amazonでは売上金額と銀行への振込額は一致しません。
これは「引当金」という売上金額の一部を留保する制度によるもの。
引当金についてはこちらの記事で詳しく解説しています。


Amazonせどりをするなら知っておきたい内容です。
13 商品を売れやすくする3つのポイント
実際に販売していると、思ったより商品が売れないという課題が出てくると思います。売れないと感じたら次のポイントを意識しましょう。
- ストア名
- 評価
- 販売実績
❶ストア名
ストア名は意外と重要です。良く分からない英語の店舗と○○本舗東海支店という店舗があったらどちらから商品を購入しますか?おそらく「○○本舗東海支店」から購入しますよね。このように○○支店を付けると、しっかりしたお店に見えるのでおすすめです。
❷評価
自分の商品を買ってもらうには評価を貯めることが重要です。あなたもネットで商品を購入する際に、評価0のお店から購入したくないですよね。これは一般のお客さんも一緒なので、販売を始めた際は安い商品を売ったり、自己発送で手紙を入れたりして評価を集めるのが重要です。
❸販売実績
Amazon販売ではカートアルゴリズムというのがあります。あなたがいつもAmazonで商品を買うときは次の画像のように


「カートに入れる」というボタンをクリックしていると思います。この「カート」を誰がとるかを決めるのがカートアルゴリズムとなります。様々な条件がありますが、販売実績をたくさん積むと徐々にカートを取れるようになってくるので、最初のうちは耐える必要があります。


最初はあまり気にしなくて良いですが、慣れてきて思ったより売れないなと感じたら意識してみましょう。
14 まとめ
少し長くなってしまいましたが、Amazon販売の大まかな流れを解説させていただきました。せどりは最も再現性高く稼げる副業の1つです。最初は大変に感じるかもしれませんが、諦めずに取り組んでいきましょう。
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