クロスマって何?
クロスマが良いというブログは良く見かけるけど、実際のところ導入した方が良いの?
こんな疑問にお答えします。
クロスマとは簡単にヤフーショッピングや楽天に出品することができるツールのことで、私自身、2020年5月からクロスマを導入してみました。
その経験から、クロスマを導入する7つのメリットや「実際のところどうなのか」ということについてリアルに解説いたします。
結論から言いますとクロスマを使わずにヤフーショッピングや楽天で出品することはほぼ不可能だと感じています。
1 クロスマとは?
クロスマとは一言で言うと、簡単にヤフーショッピング(や楽天)に出品できるツールのことです。
ヤフーショッピング等の出品に必要なことが数クリックでできるように作られていて、2〜3分でヤフーへの出品から価格調整、発送手配まで全てやってくれます。
次の章で詳しくできることを説明していきます。
2 クロスマを導入する7つのメリット
では、実際のところ何ができるのかと言いますと、ざっくり次の7つとなります。
- 出店作業
- トップページ作成
- ワンクリックで併売
- 自動で価格改定
- 在庫を勝手に調整
- 自動で出荷
- 受注・発送メールを自動送信
出店作業
出店作業とは、ヤフーショッピングの審査に合格してから実際に出店するまでに必要な作業のことで、これをサービスでやってくれます。
この出店作業って実はめちゃくちゃめんどくさいんですよね…
具体的には、配送方法の設定、決済方法の設定、営業時間の設定など他にもたくさんあります。
ヤフーショッピング出品の最大の難関といっても良くて、ここで挫折する方は非常に多いです。
なので、それをやってもらえるのは大きいです。
[note title=”参考”]厳密には初期費用の中に含まれていて、初期費用の中に初月の利用料金が含まれているので、実質無料と言えます。[/note]
トップページの作成
トップページの作成は本来プログラミングの知識がないとできないのですが、それもおまけでやってもらえます。
これもありがたいです。
あんまりかっこ良くないですが、商品を購入する時にわざわざトップページをみにいく人は稀なので、最初のうちはクロスマに作成してもらうだけで十分だと思います。
簡単に併売
これがクロスマの肝です。
具体的にはアマゾンで出品している全商品を2クリックで取り込んで、2クリックでヤフーショッピング(or楽天)に出品してくれます。
作業時間にすると2〜3分もあれば終わります。
クロスマなしの手作業でやると、丸一日かかる作業なので、正直なところこの機能だけでも元が取れてしまいます。
価格改定が自動
これも便利です。
例えば「アマゾンで出品している価格+200円」とすると、自動的にその価格に合わせてくれます。
200円のところは自分に調整することが可能なので、早く商品を回転させたい場合は「アマゾンで出品している価格+100円」とすることもできます。
このあたりは、一律に調整することも、商品ごとに調整することもできるので、臨機応変に設定することが可能です。
在庫を勝手に調整
この機能があるとアマゾンで商品が売れたら、ヤフーショッピングの在庫数を減らしてくれます。
例えば、在庫を全部で10個持っていて、アマゾンで9個売れたらヤフーショッピングの在庫を1個にしてくれます。
これも便利ですよねー。
というか、これを手動でやるためには一日中PCの前にいないといけないですね…
他のことをしていても、アマゾンで商品が一気に売れたら急いで在庫数調整して…って実質不可能ですね。
自動で出荷
FBA倉庫に商品を預けている場合は自動で出荷してくれます。
具体的には
と言う流れになります。
ちなみにこれはFBAマルチチャネルサービスというのを利用しています。
FBAマルチチャネルサービスとは、FBA倉庫に預けてある商品をヤフーショッピング(or楽天)のお客さんにFBAが発送してくれるサービスのことです。
本来であれば、FBAに依頼するという作業が発生する(1回あたり1〜2分)のですが、これをクロスマが自動でやってくれます。
早く発送しないといけないので、これも手動でやろうとしたら1日中PCの前にいないといけないですね…
受注メール・出荷メールを自動送信
これは地味に手間がかかるやつですね。
FBAマルチチャネルサービスに依頼をしたら、追跡番号が送られてきます。
そして、これをお客さんに送付するという作業が発生します。
それも商品が到達する前に…
これも自動でやってもらえるのは大きいですね。
というわけで、以上がクロスマを入れる7つのメリットとなります。
あまりに便利すぎて、ほとんど結論が出てしまっている気がします。
3 導入するデメリット
デメリットは次の2つです。
FBAを一切使わないスタイルだと微妙
これから規模を大きくして、自己発送で売り上げを大きくしていくスタイルとは相性が良くないです。
なぜなら、クロスマはFBAのマルチチャネルサービスを前提に作られているからです。
なので、「自社で発送していく仕組みを構築しようとしている方」にとっては不要だと思います。
私の観測した範囲で、月利で300万円くらいまではFBAをメインにしてる人がかなり多いです。
逆に月利1000万円以上となるとほとんどが自己発送になります。
なので、自分の目指す収益に合わせて手法を考えるのが良いと思います。
私は月利で100~200万円を生活にゆとりをもって稼ぎたいと思っているのでFBAメインです。
月額費用が発生する
これだけの機能を備えているので、月額14,800円+税が発生します。
ですが、これだけの作業を自分でやろうとしたら少なくとも月に50時間は余分にかかります。
時給を1,000としても5万円はかかるので、必要経費として割り切っています。
4 良くある質問
ここではいただいたことのある質問に答えていきます。
アマゾンのアカウントが止まったらどうなるの?
テクニカルサポートに確認したところ、マルチチャネルサービスについては継続されるとのことでした。
つまり、FBA倉庫に新規で納品することはできないが、クロスマで連携済みの商品についてはそのまま売れていくということです。
つい先日、「カタログが削除された商品」をFBA倉庫に放置してたのですが、その際もクロスマ連携で売れていったので、テクニカルサポートの回答はおそらく正しいと考えられます。
[note title=”参考”]テクニカルサポートの説明は間違っていることがしばしばあります。[/note]
クロスマ使うだけで売れるの?
「クロスマを使うだけ」だと、実際に売れるのはアマゾン月商の10〜20%くらいです。(ヤフーショッピングの場合)
つまりアマゾンで月商500万だったら、ヤフーショッピングの月商は50万〜100万くらいになります。
ただ、利益率はアマゾンより少し高くなるのが一般的なので、月商がある程度あれば連携だけで月額費用が回収可能となります。
[note title=”参考”]扱う商材によって、売れる量は上記の通りとならないのでご了承ください。トレンド品や日用品はかなり売れますが、廃盤家電についてはあまり売れないというデータがとれています。[/note]
実際のところ導入した方が良いの?
これについては現在月商が150万円以上あって、せどりの規模を大きくしていく意思があれば導入するしかないと思います。
メリットのところで述べたように、手動で併売するのは作業量的にほとんど不可能です。
さらに、長期的にせどりをしていくならヤフーショッピングで販売して評価を貯める作業は早めからしておいた方が良いです。
なので、月額はちょっと高いですが、長期的に見れば元は取れるので導入した方が良いと考えています。
ストアが育っていると、アマゾンでカタログ削除されても慌てずに済むので、精神的にゆとりができたのが個人的には一番のメリットですかね。
導入するだけで爆発的に売れて、すごい儲かるというわけではないのでその点はご理解ください。
5 まとめ
クロスマは自力でやると数十時間かかる作業を数クリックでできるようになる便利ツールです。
アマゾンの出品規制が厳しくなっても慌てなくて良いように、今からヤフーショッピングのストアを育てていきましょう。