
Keepaってどうやって使うんだろう?
Keepaの使い方は?
ブラウザ版?拡張機能ってどう違うの?
こんな疑問にお答えします。Keepaって見た目も複雑だし、種類もたくさんあるので良くわからないですよね。ブラウザ版、拡張機能、アプリ版とかいろいろあるので余計に分かりにくいです。
なので、まずは次の図解でKeepaの全体像を把握してください。


拡張機能版、ブラウザ版、アプリ版で、全く用途が異なりますよね。各機能を少し補足しますと…
- 販売データ
⇢過去にいくらでどのくらい売れたかを確認する機能で、商品を仕入れるか判断する際に利用 - 値下げ通知
⇢値段が下がった際にお知らせを受け取る機能で、品薄商品を刈り取るときなどに利用 - プロダクトファインダー
⇢指定した条件に見合った商品を抽出する機能で、目当ての商品を見つける際に利用 - バーコード読み込み
⇢バーコードから販売データを検索する機能で、店舗せどりでリサーチをする際に利用
となります。
9割の方にとって必要なのはKeepaの拡張機能版ではないでしょうか。売れ行きを確認して、仕入れ判断をすることはせどりにとって最も重要なことの1つだからですね。
ということで、今のあなたにとってどの機能が必要なのか分かったと思います。本記事では各機能を図解で簡単に解説し、裏技的な使い方まで紹介します。
次の一覧から必要な記事に飛んでください。
Keepaを入れようと思ったけど、どうやって入れたら良いの?
>>Keepaの導入方法を4ステップで解説
Keepaで売れ行きを確認したり、通知設定のやり方を知りたい
>>Keepa(拡張機能版)の2つの使い方
Keepaで目当ての商品を見つける方法が知りたい
>>Keepa(ブラウザ版)の使い方はたった1つ
店舗せどりのときにKeepaの波形を見たい
>>Keepa(アプリ版)の代わりに私が使っているツール
そもそもKeepaと他リサーチツールのどっちを使うべき?
>>他リサーチツールではなく、Keepaを使う2つの理由
Keepaをさらに使いこなしたい
>>意外と知られていないKeepaの3つの使い方
Keepaの導入方法を4ステップで解説
導入手順は以下の順番で行います。
- Google Chromeのインストール
- Keepaのインストール
- アカウントの作成
- 有料会員登録



順番に説明していくね
①Google Chromeのインストール
まずはGoogle Chromeというブラウザをインストールします。せどりのツールはGoogleChromeを前提に作られているので、せどりをするなら必須となります。
導入済みの方がほとんどだと思いますが、まだの方は以下のサイトから導入してください。


②Keepaのインストール
続いて拡張機能版のKeepaをインストールします。拡張機能とは、Chromeにワンクリックで追加できる便利機能のことを指します。
もしかしたら、良くわからないツールを入れるのは抵抗が…
という方もいるかもしれません。ですが、安心してください。次の画像のように、Keepaはユーザー数が300万人以上、レビューも4,600件というかなり大型のツールです。
これだけのレビューがあって、かつレビューも高いので安心ですね。


③アカウントの作成
続いてアカウントを作成していきます。Amazonの商品ページを開き、画面の下の方をスクロールしていくと、Keepaの部分が表示されます。
もし表示されない場合は、拡張機能が有効化されていない可能性があるので、次の記事を参考に有効化を行ってください。
こんな感じの画面が表示されますね。右上に「ログイン/アカウントの登録」と表示されているので、そこをクリック。


すると次のような、登録画面が表示されます。


情報を入力して、アカウント登録をクリックしてください。これでアカウントの登録が完了しました。
④有料会員登録
続いて有料会員登録をしていきます。
もしかしたら、
「無料会員のままじゃだめ?」
と思うかもしれませんが、有料化が必須となります。理由としては、無料のままだと「ランキング」「出品者数」といった重要な情報が表示されないからです。無料で済ませたい気持ちは痛いほど分かりますが、必要経費と割り切って必ず有料登録していきましょう。
さきほどのAmazo商品ページをもう一度開き…


右上の売れ筋ランキングをクリックします。すると以下のような画面が表示されます。


「今すぐ登録する」をクリック。
すると詳細を入力する画面になるので、住所や支払い方法等を入力していきます。利用料は月額で19ユーロなので、3,000円前後くらいとなります。
続いて使い方を覚えていきましょう。拡張機能版、ブラウザ版、スマホ版の順に説明していきます。
Keepa(拡張機能版)の2つの使い方
第1章の図解にもあったように、Keepa拡張機能版には2つの使い方があります。


順番に解説していきます。
①販売データの見方
Keepaはごちゃごちゃしていますが、見るべきポイントは次の4つです。


結構シンプルですよね。これだけだと分かりにくいと思うので、具体例も交えて解説していきますね。
まずは価格の見方からいきます。


1月16日までAmazon本体が出品していることがわかりますよね。そして、1月16日以降はAmazon本体が在庫を切らしています。なぜ、在庫が切れたかというと、この商品の生産が終了となったからです。
そして、1月16日以降は青い線で価格が表示されていますね。これは、Amazon以外のセラーが出品していることと、その価格を示しています。Amazon本体と比較すると、やや高めで販売されています。
続いて、1週間位経過するとピンクの線が表示されていますね。ピンクの線はカート価格を示していて、Amazon以外のセラーがカートを獲得していることが分かります。


続いて、売れ筋ランキングと出品者数について見ていきましょう。


緑の線は売れ筋ランキングと言って売れ行きを示します。ギザギザが多いほど良く売れていることを示していて、売れるとランキングの線が下の方に移動します。
逆に、ギザギザが少なくなり、緑の線が上に移動すると売れ行きが落ちているということを示します。
また、下のグラフの青線は出品者数を示しています。つまり、せどらーの人数です。商品の価格は需要と供給で決まるので、出品者数が減っていけば、いずれは価格が上がると予想できます。
以上が、Keepa販売データの見方でした。
②値下げ(値上げ)通知のかけ方
続いて、Keepa(拡張機能版)の2つ目の機能、値下げ(値上げ)通知のかけ方について解説します。
そもそもなぜ、通知をかけるかと言うと、安くなったときに購入すると利益が出るからです。特に品薄品なんかは、普段定価の2倍とかで売られていることもあるので、定価になったタイミングで購入すると利益を出すことができます。


分かりにくいと思うので、具体例を見ていきましょう。
例えば次の商品は


品薄でプレミア価格(25,000円~30,000円)となっています。ですが、ときどきAmazon本体が18,000円で販売していることが過去のグラフから分かります。
ということは、180,000円で買って、30,000円で売ったら利益が出そうですよね。なので、18,000円で通知が来るように設定していきます。
通知のかけ方は


商品のトラッキングをクリックして、「Amazon」と「新品」に価格を入力していきます。狙っている価格より、少し高い金額を入れるのがポイントで、今回は18,000円で買いたいので20,000円と入力しています。
これで設定は完了で、20,000円以下になったらメールで通知が来ます。この手法をトレンドせどりと言います。さらに詳しく解説した記事があるので紹介します。
トレンドせどりのやり方


せどり手法の分類方法


拡張機能版が重要なので、長くなってしまいましたが続いてブラウザ版について解説します。
Keepa(ブラウザ版)の使い方はたった1つ
まずは最初に示した図解のおさらいです。


Keepa(ブラウザ版)で使用するのはプロダクトファインダーという機能です。中級者以上の方向けなので、初心者の方は飛ばしてしまってもOKです。
プロダクトファインダーとは一言でいうと、条件を入力して、その条件に見合った商品を抽出するという機能です。例えば、「ランキング1万以内で最近価格が下がった商品」と入力すると、その条件に見合った商品が抽出されます。
あとは、その中から利益の出る商品を仕入れればOKです。
具体的な操作方法を見ていきましょう。まずはこちらを開いてください。英語が並んでいて、見にくいと思いますので、下記の画像も合わせてご覧ください。


価格やランキンの値、変化率を入力して、希望に合った商品を抽出してきます。
今回は
- ランキング1万位以内
- Amazonの在庫が枯れている
- 価格が30%以上下がった
- 価格が5,000円以上
という条件で絞っていきます。入力内容はこんな感じです。


条件にあった商品が484個抽出されました。多すぎると思ったら、さらに条件を絞っていきます。
そして、十分な条件を設定したら、「Find Products」というところをクリックします。すると、設定した条件に一致した商品が抽出されます。
あとはその中から利益の取れる商品を仕入れていけばOKです。今回の事例はかなり初歩的な設定方法ですが、プロダクトファインダーをうまく使いこなすことは初心者の方が中級者を目指すのに必須です。
是非自分の設定方法を見つけていきましょう。
最後にKeepa(アプリ版)の使い方について解説します。
Keepa(アプリ版)の代わりに私が使っているツール
まずは図解のおさらいです。


Keepaアプリ版はそもそも何に使うかと言いますと、店舗でバーコードを読み込み、その商品の波形を確認するためです。ですが、表題にもあるとおり、私は他のツールを使っています。
なぜ、他のツールを使うかと言うと、無料でかつ使いやすいからです。そのツールはアマサーチと言って、バーコードを読み込むといろんな商品情報がひと目で分かります。
店舗せどりもやる方は是非以下から導入してみてください。
他リサーチツールではなく、Keepaを使う2つの理由
「そもそもKeepaじゃなくて、他のリサーチツールを使ったらいけないの?」って疑問はありますよね。
結論から言うと、電脳せどりをやるならKeepa一択です。理由は以下の2つです。
- 他のリサーチツールはKeepaから情報を得ているから
- プロダクトファインダーが必須だから
順番に解説していきます。
①他のリサーチツールはKeepaから情報を得ているから
ランキングや価格推移が確認できるツールっていくつかありますよね。実はそれらのツールは全て、Keepaの情報を転載しています。
もう少し正確に言うと、Keepaが有料で提供しているKeepaAPIというデータリストから情報を取得して、重要度の低い情報を削って、初心者向けに提供しています。
初心者向けに加工されているので、中・上級者にとってはどうしても情報が不足してしまいます。なので、将来的にせどりの中・上級者を目指すなら、最初からKeepaに慣れておく必要があるということですね。
②プロダクトファインダーが必須だから
これも大きな理由で、せどりをマスターするなら、いずれはプロダクトファインダーを使うことになります。
なので、仮に他リサーチツールを使っていたとしても、プロダクトファインダーのためだけにKeepaを契約することになります。それだったら最初からKeepaだけを使っていた方が良いですよね。
ということで、以上の2つからせどりをやるなら最初からKeepaを使うことを強くおすすめします。
意外と知られていないKeepaの3つの使い方
この章ではマニアックだけど、知らないと損失を被ってしまうような大事な機能を紹介いたします。
過去販売していたセラーが分かる
この方法は、激アツ商品に遅れて気づいたときに使います。
自分が遅れて気づく→もっと早く気づいたセラーがいる→早く気づいたセラーは優秀
という考え方です。具体的なやり方が、図解をご覧ください。


レビュー割合から売れているカタログが分かる
こちらはカタログ統合で、どの商品が売れているか分からないときに利用します。レビュー数が多いカタログは売れている可能性が高いため、かなり参考になります。
やり方は図解を参照ください。


カタログ統合商品でも売れている個数が分かる
こちらも同様にカタログ統合商品に利用します。
Soldというところを見ると、在庫数の変動が分かるので、カタログ統合商品であってもどのくらい売れたかを推測することができます。


ただし、Amazon以外の販路で売れた場合や、出品をとりやめた場合でも在庫は変動するので、盲信してしまうのもNGです。あくまで判断材料の1つとしてご活用ください。
まとめ
Keepaと言っても、拡張機能版、ブラウザ版、アプリ版で全く役割が異なります。まずは役割の違いを明確にするのが重要ですね。
拡張機能版は、販売データの確認と通知の設定に利用し、ブラウザ版はプロダクトファインダーで商品を抽出することに使います。
一方、アプリ版は無料で上位互換となるアマサーチというツールがあるので使うことはほぼありません。
Keepaを上手に使うためにはまずは利益品を分類することが重要です。分類方法は以下の記事をご覧ください。


Keepa以外のツールのおすすめはこちら